私はいくつかのヘッドホンアンプを製作をしておりますが、その中で気に入っているものの中にELEKITのTU-882があります。
結構前に製作したものですが、高音域のさわやかさが気に入って結構長いこと愛用しております。
結構前に生産は中止されたのですが最近ネットを見ておりましたところまだショップによっては発売されているのですね。在庫限りというところが多いのですが、ネット上ではTU-882の後継機種のTU-882Rがまだ販売されているようです。
私はELKITの真空管アンプキットのTU-870も組み立てたことがあるのですが、TU-882の方がケーブルによる配線が少なく作り易かったと思います。
家族が外出した休日の昼前に製作を開始して、夕方に家族が帰宅したころに音出しをしていたので大体6h位で組み立てることができた記憶があります。ELEKITのホームページでは標準組み立て時間5~6hとなっており、その通りだと思います。
ただ、私の場合、取説をじっくり読んだり、抵抗などのパーツを値別に紙に張り付けたりする準備を1~2h程度はしているので総製作時間はじっくり時間をかけて丸1日というところだったと思います。
TU-882Rの1世代前のTU-882ですが、組み立て後のカバーを外した様子と、底面カバーを開けた状態の写真が以下です。
ほとんどの部品が基板上にあり、ケーブル配線がないことがお分かりいただけるかと思います。ボリュームや入出力の端子周りはキット製作の中では結構面倒な作業なのと音にも影響する部分なのでキットメーカーとして考慮してくれた部分なのだと思います。
肝心の音質ですがカラッとしさわやかな印象で私は好きです。特に高音域が華やかな感じです。
アンプで音に味付けをする感じではないので使うヘッドホンの個性が素直に出ると思います。
意外だったのは真空管を使っているのでもっとも丸い感じの音なのかと思いましたが、手持ちのディスクリート構成のヘッドホンアンプと似た傾向の音です。
ちなみにFMチューナーを使いために残しているONKYOのミニコンタイプのレシーバーのヘッドホン出力とは段違いの音良さだと思います。
背面の写真は以下ですが、このTU-882には入力をスルーアウトする端子も1系統設けてあります。これが便利で、DACからの出力をこのTU-882につなぎ、スルーアウトはスピーカー用のアンプへ接続するという使い方ができます。これはなかなか便利です。
さて、キットの概略仕様は以下です。
・使用真空管: 5670W×2
・アナログ入力:2系統(RCA×1、ステレオミニ×1前面)
・ヘッドホン出力:3系統(ステレオ標準×1,ステレオミニ×2)
・定格出力: 200mW(RL=6Ω、or 32Ω or 600Ω時)
・対応出力インピーダンス: LOW 4~20Ω、MID 20~100Ω、HIGH 100~1kΩ
・定格入力: 400mV
・周波数特性: 20Hz~50kHz
・SN比: 102dB (IEC Weighting)
・電源: AC100V 50/60Hz
・サイズ: W130×H120×D250mm(突起物含む)
・消費電力: 10W
・重量: 2.4kg
このTU-882Rですが、取説がよくできていますのでじっくり読めばはんだ付けができる方は組み立てることができると思います。はんだ付け虎の巻という小冊子が付いてきますので安心です。
さて、このELEKIT TU-882Rのネットショップでの情報は以下で参照できます↓↓・楽天なら:
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